ここ最近・・・もう沈静化というか飽きたヒトも多いと思うが、ソーシャルブックマークが集合知と言われて久しいが、実際には衆愚化していることを指摘する記事が出てきてワラワラと記事が出ていた。その辺のまとめが簡単にこちらでされていました。
ソーシャルブックマークが多数派の論理によるメタ的に見た集合知であることは認めるけど、有用な情報が必ずしもアウトプットされているなんて思ってるヤツは使ってはいけない。ユーザーが増えるにつれて、ノイズは広がっている。
ソーシャルブックマークはとても便利なツールだけど、万能なツールじゃない。
自分の欲しい情報を得るためには、どういう情報が欲しいのかを適切に指定できなければならない。それが、自分にとって価値の高い情報というあいまいな指定だったりすると、じゃああなたのいう価値の高い情報とは何なのか?という問いにコンピューターが理解できる形で返答しなければならなくなってしまう。
この意見に最も同調する。
私はまとめサイトというのが今後の重要なコンテンツと思っています。1次アウトプットは多数存在する。ソーシャルブックマークのブックマーク数やタグ付けもそうだ。また、これはらRSS等でデータを取得することができるから、Plaggerとか使えば加工してまた別の形で出力できる。
- 自分と似た傾向のブックマーカーを選別し、そのブックマーカーのブックマークを一覧化してみる。
- 有用なブックマークを作成しているブックマーカーを選別し、そのブックマークの中で複数人が選んでいるブックマークを一覧化してみる。(アルファブックマークなんてあったな)
この辺を自分で作っちゃえば良いじゃないか・・・ってとこですよね。
逆に、「カスタムブックマーカーリスト作成サービス」みたいなのを作成しちゃえば結構便利かなぁと思うわけですが。好みの近いはてなブックマーカーを探そうとか組み合わせれば、特定の分野に特化した集合知としても精度の良いブックマークリストができそうな気がします。
爆発するソーシャルメディア セカンドライフからモバゲータウンまで グーグルを超えるウェブの新潮流 [ソフトバンク新書]
- 作者: 湯川鶴章
- 出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ
- 発売日: 2007/03/16
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 104回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
サービスの黎明期が一番質が高いという法則
どのWEBサービスでも言えることなのかもしれないけど、サービスの黎明期には意識の高かったりスキルの高いユーザーが集まる。その為、アウトプットの質も高い。ユーザーの裾野が広がって、いわゆる一般ユーザーが参入してくると、アウトプットの質は平均的に見て低下する。
WEBページのSEOの過剰な対策然り、WEBLOGのアフィリエイト厨増殖も然り、はてなブックマークの質の低下、mixiのユーザーの質が低下等々・・・時間が経ってユーザー数や利用者が増えることであらゆる意味での質が低下する例はいくらでもあるだろう。
結局は質が低下したときは、低下した状況に応じたフィルタリングを行ってアウトプットの工夫をするというのが対策方法になるんでしょうが。